国土数値情報 ダウンロードサービスの利用

都道府県単位のシェープファイル(シェープファイル作成ツール)

 先の地域結合用と同じ考え方ですが、こちらは都道府県単位のシェープファイルを作成します。つまり、都道府県単位に結合済みということです。ちまちまと、手作業で結合する必要が無く、小さな領域の見落としもありません。北海道で1個の地域結合済みシェープファイル、青森県で1個のシェープファイル、岩手県で1個のシェープファイルという具合です。

 95年版や2000年版のデーターでは大きな湖も収録されており、かつ縮尺の違いでサイズの小さい軽量データーになっていますから、Blenderで扱う分には高精細な最新版よりもこちらのほうがよいというケースもあるかと思います。ダウンロードサービスで都道府県を選択するときに表示される地図でもおなじみですね。

 何より、QGISに比べると圧倒的に速いです。というよりQGISが勝手に遅いだけです。これでも初期テストバージョンは大変遅かったものを、少しずつ手を加えて現在に至っています。新しい処理方法を思いついたらその都度更新していますが、最も効果を発揮しているのが重複データーが程よく含まれている場合に効果を発揮するくろねこさんのドレミファソートで、処理時間が通常のクイックソートの約60%ですから、かなり速いです。世界最速のソート技法は間違いなさそうです。

 しかも64ビット環境ではマルチスレッドで処理を行うため、日本全国分の47個のzipファイルを指定しても、2秒程度で処理が終わりますが、速度はお使いのコンピューターに依存するので目安に考えてください。

 このプログラムでは不正な数値などのレポートは出ません。レポートが必要な方は地域結合用プログラムを使ってください。

 地域結合用と同じで、zipファイルを読み込んで、zipファイルと同一フォルダに数値補正済みのシェープファイルとprjファイルを作ります。つまり事前にzipファイルを解凍する必要がありません。

 ファイル名が長くなり、フルパス名の長さがMAX_PATH以上の長さになると通常はエラーですが、このプログラムではワイド文字列(パス名の先頭が\\?\)でパスを指定しているため、そのまま正常にファイルを作成します。

 起動時に引数として1つ、または複数のzipファイルやワイルドカードのパスを与えると、バッチ処理として起動し、処理が終わると自動で終了します。バッチファイルを作って引数を与えることもできますし、エクスプローラーでzipファイルをexeの上にドラッグしても起動します。

 引数なしで単独で起動した場合は対話型になり、メニューからzipファイルを読み込むとシェープファイルが作られます。

 比較的新しい年度のデーターでは問題ありませんが、古い年度のデーターでは湖などの穴あき処理がうまくいかないことがあるかもしれません。数件のテストでは問題ありませんでしたが。

 zlibの変更が2017/01/15にありました。これまではGzip対応の変更のみでしたが、今回はZipファイルにも影響があるかもしれません。詳細は調査中です。この配信プログラムは一応zlib 1-2-11に変更しています。

 プログラムの内部ではハードディスクにあらかじめ用意されているスワップ領域を使っていますが、一般的なハードディスクよりも高速なデバイスがある場合は、一時領域を高速デバイスに置き換えることもできます。EXEファイルと同じフォルダにINIファイルを置くことで、一時フォルダを指定できます。INIファイルの名前は"Config.ini"で固定、セクション名は"Temp"、キー名は"Path"です。高速デバイス上にあるフォルダ名を指定してください。INIファイルが無いときは通常のスワップ領域で作業を行います。

[Temp]
Path="D:\Temp"

 64ビットWindowsが基本ですが、念のため32ビット用も配信します。32ビット用はシングルスレッドなので遅いです。exeのファイル名が同じなので、どちらかをダウンロードしてください。なお、日本語版Windows専用です。

 右クリックで、対象をファイルに保存でダウンロードしてください。

64ビット用のダウンロード(最終更新2017/03/05 zlib 1-2-11 対応)

32ビット用のダウンロード(最終更新2017/03/05 zlib 1-2-11 対応)


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